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乃木坂春香の秘密 9巻

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これは積ん読にならず、公式発売日の前に読了していた。別に一刻も早く読みたかったわけじゃなく、相変わらず内容は無いし、ストーリーも予想できていたので、速読で1時間少々あればサクッと読んでしまえたから、である。


肝心の中身は、前巻ラストの引きから予想される内容そのもの。春香がアイドルデビューして…というストーリーなら驚いたが、そういうこともなく、今回も予定調和。もっとも、次巻はアイドルデビューした春香が…なんてストーリーになっていたら、さすがについていけなくなって購入は打ち切る方向になっていたかも知れない。


今巻で気になったのは、今までなら予定調和の解決?に至るまで、妹・美夏やメイド部隊がもっと話に絡んできて、毎巻恒例のドタバタ劇があるはずなのに、今回はそれが極力抑えられていた。そしてドタバタ劇を抑える反面、2人の心の動き、特に主人公の心の描写にスポットライトを当てていた…


と言いたいのだけど、相変わらず心理描写が下手すぎて今イチな印象。なんというか、描こうとしている内容の割には文章が軽すぎて、説得力が無い。キツい言い方をすれば、小説というよりは作文的な印象を持ってしまう。


心理描写の下手さ加減は初巻の頃から全然進歩がないと思う。ドタバタ劇やラブコメ展開をライトに書いている場面と、文章のタッチに変わりがなさ過ぎて、シーンに応じた抑揚がなさすぎるのが原因のように思う。


この点がもう少しキッチリ描けるようになって、ストーリーの緩急、本来のラブコメの部分と2人および取り巻くサブキャラの心理描写をきっちり描けるようになれば、ずっと良い作品になるはずなのに、未だ単なるドタバタ・ラブコメの域から脱し得てないのが、残念過ぎる。


初巻は設定の巧さで、2巻は初巻が持つポテンシャルを生かして良かったが、そこからが単なるラブコメの王道をなぞっているだけになってしまって、徐々に本来持っていたはずの初期設定の良さが消えつつあるように思うのは俺だけだろうか…?


このままの流れだと、2人が告白し合って HAPPY END になりそうだが(遅くとも卒業で終了か)、個人的にはそこから先が、それはそれで話を広げていけそうなだけに、もう少しテンポよく話が進んで欲しい気もする。

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