僕の妹がこんなに可愛いわけがない |
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ラノベ |
一ヶ月くらい前に読了済みのモノ。8月くらいにアキバblog だったかで、速攻完売、第二刷も即完売みたいな話題を見かけてタイトルが頭の片隅にあったところ、9月に入って本屋で見かけたので買ってみた。
いやまぁ、なんというか、見事なまでの「乃木坂春香の秘密」のコピー。もっとも(読了してから知ったのだが)帯に「乃木坂春香も推薦!」とか書いてあるから当然確信犯で、発売時期も乃木坂春香のアニメが放送している時期で、乃木坂春香の新刊の翌月ということで、全て編集部側で用意された二番煎じなのだろう。
「乃木坂春香の秘密」が世間知らずお嬢様ヒロインのところを、よりウケを狙ってツンデレな妹ヒロインにして(個人的には妹系ヒロインは好きじゃないんだが)、もうちょっと今時のリアルっぽさ(あくまで、っぽさ)を出してみるという、十分計られた内容。
それゆえの人気だったのかもしれないが、個人的には、どうかと思うデキ。劣化コピーとまでは言わないが、ヒロインをツンデレかつ妹にするなど、とにかく狙って書いたのが見え見えで、そういった受け狙いが端々に見えてゲンナリさせらせる。
そして特にゲンナリしたのが、最後の方の展開が「乃木坂春香の秘密」2巻の展開と全く一緒で、ありがちな展開とはいえ、そっくりそのままコピーするとは、作者(および担当編集)の根性を疑わざるを得ない。いくら公認でコピるにしても、もうちょっとアレンジするとか(当然オリジナルより良くすべき)工夫するのが普通だろうに、そっくりそのままの展開とはねぇ。恥という感情を持ち合わせないのだろうか。
乃木坂春香もそうだが、元々の設定としてはウケやすい内容だし、その設定自体は王道ネタだからそれ自体は悪くない。が、すぐ近くに同じものがあって、それを堂々とパクったにしても工夫なしでは良いところなしだ。文章力も今イチだし。
ともあれ、一部で話題になっていたので読んでみたは良いが、何もここまで同じようにパクらなくても、もうちょっと自分のアイデアで小説を書けば良いのに…と思った一冊。
投稿者 zjw2sp | 返信 (1) | トラックバック (0)