グインサーガ 123巻 |
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ラノベ |
タイトルで匂わせているように、前巻までのダメ女のウダウダな話に多少の区切りがついて、次の展開への予告編という感じはある。どこまでダメ女の話で引っ張るかと思ったが、とりあえず話を進める腹づもりがあるのには救われた。
しかし例によって、2人の会話で後半全部が覆い尽くされて終わり、というパターン。これはもうグインサーガ(というか、この作者)のいつもの展開と言うしかない。ただ、前巻前々巻あたりで酷かった、登場人物の愚痴、独白だけで数十ページという、読む気も失せる内容よりはマシだった。
にしても、次の展開への序章は良いんだが、あと書きで作者自ら「今までの 120巻以上は物語の序章でした。これからが本編」なんて言い切るところは、相変わらずふざけた話だ。当初 100巻完結とか言ってたのは、もはやなかったことになってるとはいえ、自らの余命がどれだけあるかも判らない状況で、延々とここまで付き合ってきた読者に対して、そんなことをよく言えたもんだと思う。
この作者は読者を“500円読者”と揶揄するくらいだから、何とも思ってないのだろうが、正直俺としては早いところ終わって欲しいと思っている。作者がこれから 100年生きようとも絶対に完結はないだろうから、終わりの形は一つしかないけど、話途中で終わるなら早くして欲しいと本気で思う。一度読み始めたら、余程のことがない限り、最後まで付き合ってしまう自分の性分が哀しい。
にしても、近年は誤字が酷いのもこのシリーズの十八番になってるが、今巻も酷い。作者が病気でちゃんと校正できないんだったら、編集者など周りがきちんと校正しておけよ、と思う。
投稿者 zjw2sp | 返信 (0) | トラックバック (0)